【18日目】冷静に考えてみよう
恋は盲目と言いますので冷静に見つめなおしてみようと思います。
もう恋なんて段階ではありませんが‥‥
のんちゃん30歳。現在ニート。
夢は社長。良い会社を作ること。
◆見た目編
禿げてはいない
メタボである
白髪が多い(若い頃から)
手がムチムチ
◆内面編
ストレスを抱えやすい
鬱になりやすい
誰とでもすぐ仲良くなれる
頑固者
滅多に非を認めない
家族や友達を大切にする
心配性
陽気
◆生体編
自律神経失調症との診断あり
危機管理に厳しい
暗く狭い場所を好むが朝の光は好き
日本好きなアメリカ人ぽい
◆趣味嗜好
映画好き
零戦オタク
カレー好き
◆学歴職歴
中卒
大検獲得するも進学せず
土建やリサイクルショップ、販売、などなど転々としながら最近のIT系のお仕事にたどり着き、現在ニート
箇条書きにすると7割不安要素で驚きました。
でも悪い人ではなく、いろんな意味で経験豊富なのです。
ストレス耐性が無さそうですが根が真面目で気遣いさんなんですよね。そんな性格で社長なんでできるのでしょうか。
ただ確実に信じられるのは、年頃の娘に嫌われる良いお父さんにはなるだろうなという事です。
これってけっこう大事な要素だと思うのです。
結果
のんちゃんは人に紹介するとかなり不安がられる彼氏ですがなんだかんだ良いやつです。
【17日目】胃袋を掴む
のんちゃんには大好きなカレーがあります。
お店が遠方なのでたまーにのんちゃんの地元の友達が買ってきてくれるのですが凄く辛くて地獄です。しかし辛いだけではなく何故かまた食べたくなる癖になる美味しさです。
愛想の無いおじいさんが作るカレーでお持ち帰りの場合はジップロックに詰めてくれます。
なので凍ったカレーをコトコト煮込んで食べました。
安定の美味しさ。痛いような辛さ。2人して汗をかきかきたいらげました。
お皿の色や肉の雑さは目をつむってください。
ところがここの頑固じじいは固定ファンが多く人気店でありながらこの味を息子にも誰にも教えず、自分の代で終わりにしようとしているのです。
なんとももったいない。
そこでのんちゃんがこの味を研究しよう!と言い出しました。
何が入っているのか調べて味を再現しようと言うのです。「あずまるがその味を作れるようになったら一生離さないよ!」とかなりハードルの高い条件付きのプロポーズもされました。
もしも事業に失敗してもこのカレーが作れればお店を出せるという魂胆だそうです。
ということで胃袋つかみ作戦の始まりです。
そもそもカレーなんてルーからしか作ったことがないのでスパイスなんて見当がつきません。
食べた感じで分かるのは牛肉と玉ねぎとりんごとハバネロは入っているかなという感じ。
コクのためにコーヒーを入れるというのも聞いた事がありますね。
まずは辛いで有名なジャワカレーの原料をもとにスパイスを調べてみようかと思います。
スパイスからカレー作れるってなんかかっこいい。
明日の晩ごはんも残りのカレーです。
【16日目】理想の社長像
【15日目】ダサいに対する拒否反応がすごい
のんちゃんがとても恐れているものが3つあります。
1つ目は「サメ」
ジョーズを見てから擦り込まれたようで、海水浴場ですらかなり警戒しています。沖縄なんかでシュノーケルしたいなと言っても絶対付き合ってくれないでしょう。
2つ目は「クマ」
1年ほど前からやたらクマの生体を調べ始め、そのパワーと足の速さ、そして執着心の恐ろしさを語ってきます。山岳部の人達もたくさん襲われているんだとか。
そして3つ目が「ダサい」
ダサいと言われる事、思われる事が半端なく嫌な様子。男の人ならたいていはカッコつけたがりだとは思いますが、ダサいという言葉にとても拒否反応を示します。
たぶん、流れ弾とかに当たって死にそうになっても「その死に方一番ダサいよ!」と言えば息を吹き返すと思います。
なのでのんちゃん的美学に反する「俺こんなに頑張ってるんだぜアピール」は絶対せず、見えないところで努力しているそうです。目指すはイチロースタイル。普段はあえてバカなキャラクターを演じますが、仕事はキチッとやる。そういうのがかっこいいでしょ!
と、私に頑張ってるよアピールをしてきました。
心配しなくても頑張ってるのは知ってるんですけどね。
【14日目】オシャレ武装は辞めました
今日はのんちゃんの地元の友達が遊びに来たので3人で飲みに行きました。
話題は2人の昔話へ。
のんちゃんの知らない時代の話を聞けるのは楽しいものです。
今は曲線が目立ち専らパーカージーンズかジャージののんちゃんですが10代の頃は細くて超オシャレボーイだったそうです。
「若い頃は武装の為にブランドの服着たり、どれだけおしゃれに着こなすかってのがステータスになってたけど、年取るともう中身で勝負だから関係ないよね!」とバーガー腹をポンと叩いて震わせていました。
直径は立派に成長中。
確かに若い頃とはお金の使い方って変わってきますよね。
オシャレが趣味だったり仕事にしてる人は別ですが流行りを追わなくなるし、こだわりも人それぞれ。
でもおしゃれな服屋さんとかにイマイチな格好では入れず怖気付く気持ちもとってもわかります。
もっと自分自身に自信が持てればそう言うのも無くなるのかな。
のんちゃんはこれからは生き様で魅力を作っていくそうです。
その後私はおいとまして、のんちゃんとのんちゃんフレンドはカラオケやら何やら行くそうで夜の街に消えて行きました。
【12日目】会社の名前は
のんちゃんとよく行く歴史の長い呑み屋さんがあります。
お客さんのだいたいは先代からの馴染み客で年配の方が中心。古臭くてメニューも少なくとっても雰囲気がいいのです。
そのお店の前でのんちゃんの到着を待っていると遠くから自転車に乗ったアンパンマンがやってきました。
よく見るとのんちゃんでした。
今日はその呑み屋さんで会社の名前について会議です。
のんちゃんとしては、映画みたいな名前がいいそうで、あー、会社っぽいねって名前は避けたいらしい。
「バックトゥーザフューチャーとかずるいよね!」と言ってました。
会社名に入れたいワードは決まってるそうで
すがなかなかピンとくるものが思いつかない様子。
会社名って子供の名前くらい考えそうですね。
結局そのまま酔っ払って帰り、H2を見て優しい気分になって寝ました。
【11日目】依存とは
依存とは?
他人のものによりかかり、それによって成り立つ事。(辞書調べ)だそうです。
昨日のんちゃんと言い争いの中で「それはただの依存だよ」と言われたのが引っかかり考えていました。
この私が依存?
お母さんには「幼稚園までは親のせいにしてもいいよ。小学生になったら自己責任だからね。」と何度も言い聞かせられながら育ちました。
小学1年生から自己責任なのかぁ。と幼い私は少し大人扱いされたようで嬉しかったのですが、今思うとけっこう早めな親離れを突きつけられていたようです。
その甲斐あってか物心ついた頃から独り立ちしたい欲が人より多かった気がします。
何でも自分で決めたがり、とにかく地元を離れたくて、進学先の決定も、一人暮らしの部屋探しも、就職先も親には相談と言うより報告でした。
もちろん学生のうちは学費なども出してもらっていたので独り立ちとは到底言えませんでしたが。
そんな私ですが、今の状態はのんちゃんに依存しているのか?と不安になりました。
時には相手の事を考えて離れる事もできるのが本当の愛で、別れるなんて無理無理、ずっと一緒にいてほしい!って言うのが依存してる幼稚なわがままなのでしょうか。依存て何だろう。
何としてでもかっこ悪くても手放したくないって主張できるのも愛の形だと思うのですが。
依存ではなく共存を目指してもう少し頑張ります。