彼氏がニートになりました

起業家になりたい!と仕事を辞めてニートになった30歳の彼氏の観察日記です

【76日目】ニートから転身 スナイパーとしての生き方

私の彼氏はニートなのでお休みも出勤日もありません。

 

なので会社の先輩に「来月希望休ある?」と聞かれても「いえ、特に」と答えていました。

 

しかしこの前

先輩「あれ?彼氏と合わせてもいいんだよ?土日休みの人じゃなかった?」

私(ギクリ‥‥)

 「あー、そうだったんですけど今は休み関係ないんですよー」

先輩「えー、お互いシフト制だったらもっと大変でしょ!」

私「まぁ、でも月2回くらい休みが合えば良いので‥‥」

 

と誤魔化してしまいました。

 

やっぱり「彼、ニートなので!いつでも会えるんです!」とは言えない。

彼氏何してる人?と聞かれると「今は自営業ですー」と流してしまう。

 

ごめんよ、のんちゃん。

 

のんちゃんは絶対大成するんだ!と信じているようでまだどこかにのんちゃんを認められない私がいるようです。

 

これから先、やっていけるのかなぁとぼんやりしながらご飯を作っているとのんちゃんから驚くべき報告が

 

「オレさ、実は仕事見つけたんだ」


「え!!何してんの?!」

 

 

いきなりの報告にびっくりしながら話を聞いたところ

 

それは

 

賞金稼ぎ

 f:id:hosomimimi:20161023212048j:plain

 

悪の組織やマフィアをビルの上からスナイパーライフルで撃ち抜く仕事だそうです。

いろんな依頼が舞い込むのでなかなか忙しいらしく、ミッションクリアの条件もただ仕留めれば良いわけではないシビアなお仕事。

ターゲットが遠い時は風の動きにも神経を使います。

全員頭を狙って一発で仕留めなければ自分の命も危ないまさに命がけのなのです。

 

稼ぎはどうかというと、命がけなだけあってかなりなもの。

 

「これなら子供が産まれても不自由させないと思うけど、どう思う?」

 

携帯を眺めながら真剣なのんちゃん。

父親としての自分を考えるとスナイパーという生き方には迷いがあるようです。

 

「うーん。稼ぎがあるんは嬉しいけど、お父さんはこんな仕事してるやでって胸張って言えへんのは辛いんちゃう?」

 

「そーだねー。やっぱりそー思うよね‥‥。」

 

 

のんちゃんが静かに携帯を置いて現実世界に戻って来たのでご飯にしました。